「だけど社長、解散ってエアーピープル自体無くなるって事ですか?」
そういう意味で良いんだよね?
するとーーーー
そっと胡散臭いサングラスを外すと私に向かって社長が言った。
「いや、エアーピープルは残すよ。」
「はっ?残す?」
「ああ、だって折角、ここまでの会社にしたしね。それにこれまでの信用もあるから、突然辞める訳にもいかないよ。」
確かに取引先には定期的にうちの会社を利用してくれているところもあったりする。
突然、会社が無くなるってなるとやはり申し訳ない気持ちになるし、特に探偵業に至っては守秘義務なんかもあったりする。
迂闊な事は出来ないのだ。
だけどーーー
「じゃあ、どうするんですか?解散しちゃうのに。」
それまで黙って聞いていた由宇くんが漸く口を開いた。
いくらバイトとは言え、やはり気になるのは同じだ。
「うん、だからさぁ、しのぶちゃんがやるんだ。俺の代わりに社長を。」
はあ~
はい、はい。
ここまで来るとなんだな。
大抵の事では驚かなくなってきたよ。
ほんと、何で最後の最後までこの人は面倒な事言うかな?
私が社長って……
あり得ないっしょ~~~!!
そういう意味で良いんだよね?
するとーーーー
そっと胡散臭いサングラスを外すと私に向かって社長が言った。
「いや、エアーピープルは残すよ。」
「はっ?残す?」
「ああ、だって折角、ここまでの会社にしたしね。それにこれまでの信用もあるから、突然辞める訳にもいかないよ。」
確かに取引先には定期的にうちの会社を利用してくれているところもあったりする。
突然、会社が無くなるってなるとやはり申し訳ない気持ちになるし、特に探偵業に至っては守秘義務なんかもあったりする。
迂闊な事は出来ないのだ。
だけどーーー
「じゃあ、どうするんですか?解散しちゃうのに。」
それまで黙って聞いていた由宇くんが漸く口を開いた。
いくらバイトとは言え、やはり気になるのは同じだ。
「うん、だからさぁ、しのぶちゃんがやるんだ。俺の代わりに社長を。」
はあ~
はい、はい。
ここまで来るとなんだな。
大抵の事では驚かなくなってきたよ。
ほんと、何で最後の最後までこの人は面倒な事言うかな?
私が社長って……
あり得ないっしょ~~~!!



