座敷わらしのしのぶちゃん♪

「へぇ……君は随分と落ち着いているんだね。だけどそれもいつまで続くかな?僕がいうのも何だけど、君はもう僕から逃げられないよ。」


いつの間にかクルーザーはまた港から離れていた。


「ある程度、沖にでたら操縦士も迎えの船が来て港に戻ってもらうんだ。そしたら本当に僕たち二人きりだよ。この船には個室もある。そうだシャンパン開けて飲もうよ。ああ、酔っても大丈夫。僕が懐抱してあげるよーーーーしのぶ?」


ダメだ。


こいつ、イカれてる。


どうしよう…


とにかく、何とかみんなに連絡して助けに来てもらうまで時間稼ぎしなきゃ。


まずは、電話かけよう。


「そうそう、これは僕が預かるね。後で僕の番号とメアド登録してあげるからね。そうだ二人で写メも撮らなきゃね。」


と言って私の携帯を見せる。


やだ………


いつの間に携帯を?


マジでヤバすぎる。


背中に冷たい汗が流れる。


この人、うちのみんなより遥かにおかしいよ。


腹黒ネクラもド変態女装野郎でもこんな事言わないよ。


あっ、待てよ。


胡散臭い社長はこういう事、言ってそうだな。


キャバクラとかで、「今夜はキミを帰さないよ。」とか。


って呑気にそんな事考えている場合じゃなかった。


どうする~~~私!!