座敷わらしのしのぶちゃん♪

車に乗った途端、目隠しされてしまい何処に連れていかれているのか全く解らない。


ただ、フランソワーズの温もりが辛うじて私の心を勇気づけていた。


大丈夫。


きっと大丈夫。


リョウさんのいう通り、みんなを信じよう。


リョウさん………


リョウさんに抱きしめられた感触が私を勇気付けてくれる。


どれくらい走ったのだろうか?


やっと目隠しを外された時には見たことのないマンションの一室に連れて来られていた。


乱暴に椅子に座らされたけれど、それでもフランソワーズは私の膝の上だ。


そして相変わらずチビ男とデブ男が私の背後に張り付いている。


何となく部屋を見渡すけど、カーテンも閉められて全く場所の検討がつかない。


何か手掛かりないかな………


って言うか………


そもそも何でこの人達フランソワーズをこんなにも必死に奪おうとするの?


だってただの飼い猫でしょ?


それに迷子猫の依頼できたんだよ?


今ひとつ、この状況が飲み込めない。







するとーーー


ガチャリとドアが開いたかと思うと


1人の男が部屋に入って来た。


知ってる。


ほぼ首席で大学を卒業した私なら余裕で知っている。


何故ならーーー


現、財務省トップ


つまり財務大臣がこの部屋に入ってきたからだ。