座敷わらしのしのぶちゃん♪

目の前に立つデブ男がチビ男と何やら相談して、デブ男がどこかに電話を掛けた。


ちなみに私についているのがデブ男。


リョウさんについているのがチビ男。


二人共、絵に描いたような悪人顔だ。

電話が終わるとデブ男が


「お前も一緒に来い。」


ん?


「えっ…わわわ私も?」


「待て。俺が行くから、この子は連れて行くな。」


リョウさん………


私の身代わりに………


リョウさんのその言葉に胸がきゅんとする。


「ダメだ。猫が女から離れないんだから仕方ないだろ。」


「解った。」


えっ!?


諦めるの早くないですか?


リョウさん…


私のきゅん返してください。


「ただ………」


「ただ何だ?」


「彼女と少し話したい。」


デブ男は少し考えてから


「ああ、いいぞ。もう2度と会えないかもしれんからな。但し、変なマネしたらその頭ぶっ飛ぶぞ。」


ぶっ飛ぶって………。


何とか許可を得て、ほんの少しだけ男たちと離れる。


それでも、会話は全部聞こえるだろう。