座敷わらしのしのぶちゃん♪

何でこうなるかな?


正直、恐怖と言うより「またか」の気持ちの方が強い……。


隣に並ぶリョウさんを見るとやはり、もう1人の男に物騒な物を突きつけられていた。


「しのぶちゃん、ここは大人しくこの子を渡そう。」


「ですね。」


フランソワーズには申し訳ないけど、一先ず言う通りにした方が良さそうだ。


私は頷くと、ゆっくりと背後にいる男の方を向いた。


「こ、この猫、うっ………ププッ。いやいや、うぐっ………て、確かにこの猫で間違いない……フフフフ……。」


今、笑いましたよね?


私の顔見て、この状況でよく笑いましたよね?


こっちは命が掛かってると言うのに。


私から溢れでる負のオーラにリョウさんが首を横に振る。


せっかく見つけたフランソワーズちゃんを手放すのは辛いけど、やはりこの状況では仕方ない。


男にフランソワーズをそっと差し出す。


ん?


ほらっ、行きなさい。


コラッ、しがみつかないで。


行くのよ、ほらっ!


「・・・・・・・・」