「クックックッ…」
「あの、そっち向いて笑うのやめてもらえますか?っていうか全然、笑い声聞こえてますけど……。」
「ごっ、ププッ、ごめんな…クククウワッハッハッハーー、はぁ……………ん、んんっ、悪い。」
何故、リョウさんが笑うのか、説明いりますか?
そりゃ要りますよね?
分かりませんもんね。
つまり、私の顔にしがみつくフランソワーズちゃんを顔から離すときに無理に引っ張ったため
私の顔面に綺麗にクロスされた引っ掻き傷があるわけです。
それはそれは間抜けな具合に✖印。
「これでも嫁入り前なのに………ちゃんと傷なおるかなぁ。」
一人言の様に呟くとーーー
「売れ残ったら俺が貰ってやるから、心配すんなよ。なっ?ププッ」
すっごく嬉しいセリフなのに最後のププッで全てが幻となる。
「さて、こいつ連れてそろそろ帰ろうぜ。」
「はい、社長喜びますよね?」
と二人で立ち上がった時
背中に何かが触れた。
「体に穴を開けたくなきゃ、その猫こっちに寄こせ。」
えっ?えええぇぇぇぇ~~~!!



