三三四一「家人の待っているものを。みよりもない場所の荒磯を抱いて伏せる君よ」調使首(つきのおみのおびと) 2011.0505
・放送では待つ人もない無縁社会を憂う。解説では瀬戸内の神島の位置の学史をひも解く。地図を見ておきたい。
【瀬戸内の神島】地図を調べると笹岡と福山の位置関係は、こんな風。萬葉時代の空間認識を考えると同一の地域と考えても差し支えないのでは? 神島外浦という場所の位置関係がよい。鞆の浦と水島灘の間の小島の帰属は歴史があるんだろうな。(註4)

三三六八「足柄の土肥の川沿いに出る温泉のように、いかにも「たよらに」あの娘が言ったわけでもない」 2011.0329
・黛まどか氏の故郷の歌と言う事での選定。温泉は萬葉時代から入浴されていた。斉明天皇や聖徳太子の名が解説には見える。

三三九三「筑波山のあちこちに番人を配置するように、母は見張りをしているが魂は出会ってしまっている」東歌・常陸国歌 2011.1129
・常陸は現在の茨城県。筑波山は。山の守部って国司の管轄? 神社の管轄?(註5)