二六五〇「そぎ板を使って葺いた板目の整然とそろって合っているように(直接にアナタに逢わないで)どうしろというのか? 私の共寝をし始めたらいいのか」 2011.1103
・いわゆる杮葺きの寄物陳思。杮を専門家でも柿に作る場合が少なくないが市ではないので注意。

二六五一「葦で炊事する家のすすけたように色黒だが。私の妻こそ常にいとおしい」 2011.0524
・難波人は葦を導く枕詞的に解釈していいだろう。「葦火焚く屋のすしてあれど」をどう擬人化するかは意見の分かれる所かもしれない。都市的に洗練されていないイメーヂかな?
・難波田舎については2011.0804(九七七)の解説に。当時の難波はけ現在の天満橋から四天王寺までの舌状の上町台地が中心地。東西に海が。

二六六一「神様も私を打ち棄ててしまった。えいや!命さえ惜しげがあろうことか」 2009.0112
・霊(たま)ぢはふは枕詞。