野趣好萬葉集(ワイルドヨロズハ)

一五八「ヤマブキの咲きほこるという山の清水を汲みに行きたいが道がわからない」 高市皇子
・山吹色が死のメタファーになっている。死んだ彼女に再び会いたいという意味に。

一六一「北山に、たなびく雲は青い雲で星を離れてゆき月を離れて」持統天皇 2011.0930
・天武崩御の折の挽歌。天武崩御から持統の即位までで、平安遷都までの歴史が決まってしまう感じ。解説に星の和名。

一六五「リアル世界の住人である私だったら、明日からは二上山を弟(の大津皇子)と私は見ることが出来るのに(斎王として伊勢に仕えてしまったので、そんなことをしたら呪詛(しゅそ)になりかねない)」大伯皇女
・たぶん、こういう訳をするのは俺くらいだろうが…