小学校高学年くらいから、行かなくなってた。
なんだか、家族でそういうことするのが恥ずかしく思えちゃったんだよね。
周りの友達も、大人っぽくなっていくし。
なんだか、自分だけ置いていかれているような気がしたんだ。
「はぁ……」とため息をつきながら、パシャっと水を軽く蹴った。
「う~さっみぃ~!!」
そう言いながら、ビショビショの姿で砂浜に上がった緒川くん。
制服から雫が滴り落ちている。
「そんな格好でいたら、風邪ひくよ?」
「んー、だな」
そう言って緒川くんは服を脱ぎだした。
「はっ!?ちょ……意味分かんない!な、なんで脱いでんの!?」
あたしは驚いて、思わず大きな声で言う。
「だって、濡れてるまんまだと風邪ひくだろ?」
「いやいや、どっちにしろ風邪ひくでしょ!」
あたしがそう言うと。緒川くんは少し考えた後に「んー、そうだな」と言って、ビショビショの服を着だした。



