「いやーー!怖い!無理!!止めてーー!!」 反射的に緒川くんの背中にしがみつく。 「無理だね。ここで止まったら前にぶっ倒れるから!」 笑いながら、あたしとは正反対の冷静な声で緒川くんは言う。 「ぶ、ぶっ倒れ……ぎゃあああああ!!」 あたしは恐怖のあまり、女子とは思えない叫び声をあげる。 あたしは固く目をつむり、緒川くんのシャツを掴んだ。