……あたし、サボるの? 混乱するあたしを尻目に「まだ8時20分かー」と腕時計を見ながら、緒川くんは言った。 「まぁいいや。栗田、行くぞ」 「…………」 もう考えるのも面倒で、あたしは緒川くんについて行くことにした。 重いコンクリートの扉をあけて、階段を下りる。 なんだろう。この気持ち。 ドキドキなのかワクワクなのか分からないけど。 今までは無かった感情が、あたしの好奇心をくすぐった。