太陽みたいなキミ









ああ、これからどこに行こうか。





教室に居ても、ヒマだし。



そう思いながら歩いていたら、気づいたら屋上に来ていた。




「さむ……」




あたしは腕を摩った。




今は10月。寒いのなんで当たり前だ。




屋上には枯れ葉がたくさんあった。




あたしはその枯れ葉を踏みながら、フェンスの近くに行った。





クシャッと、乾いた音を立てながら粉々になる枯れ葉。





なんだか、あたしみたい。