だから、今日美歌と会うのが怖くて。
あたしを見たときの美歌の顔を、見るのが怖くて。
嫌われて当たり前なのに。
それなのにどうして美歌は、こんなに優しく抱きしめてくれるの?
思いっきり殴られるくらいだったら良かったのに。
こんなに優しく抱きしめられたら、あたしはどうしたらいいのか分からないよ。
「……ホント、なんなの……!!なんで、なんで何も言ってくれないの!!なんで……!」
美歌が、あたしの胸でそう小さく叫ぶ。
「麗紀はいつも……いっつも一人で抱え込んで……それなのに……あたしは何もできなくて……」
震える声で、美歌は言う。
頬に、涙が伝った。



