「ハァッ……お前っ……なんで……」 軽く咳をする緒川くん。 ああ、もう、本当に……。 声を聞いただけで、顔を見ただけで、なんでこんなに胸が苦しくなるんだろう。 でも、その苦しさに、安心してしまう。 「……おはよう」 小さくそう呟いた。 あたしの声を聞いた緒川くんは、キョトンとする。 でも、クスっと笑った。 「おはよう、栗田」