ゆっくり、学校への道のりを歩く。 本当に、なにも変わってない。 この何気ない道も、思い返せば、たくさんの思い出が詰まってる。 小さい頃、美歌と喧嘩して泣きながら帰ったこの道。 学校の、入学式にドキドキしながら向かったこの道。 お母さんと買い物に行って、笑いながら帰ったこの道。 一歩一歩歩くたび、心が暖かくなっていく。 こんな気持ちで歩くのは初めてだ。