それなのに、お母さんの料理を見ているうちに、どんどんお腹が減ってきた。 病院にいたときは全然お腹空かなかったのに……。 「……いただきます」 「はーい」 あたしはゆっくりと、味噌汁を飲んだ。 うん、やっぱり美味しい。 それからあたしは、不思議なくらい、パクパクと食べた。 でも、さすがにあの量のご飯は食べきれず、残してしまった。 「ごちそうさま~。はぁ~、お腹いっぱい……」 「あら、でも結構食べたじゃない!」