「ほら、もうすることないからゆっくりしてなさい」 そうお母さんに言われ、あたしは渋々部屋に戻った。 部屋に戻って、机の上に置いてある手紙を見る。 ……もっと字が綺麗だったらなぁ。 夢中で書いたからほぼ殴り書きみたいな感じだし。 それにたくさん書き直したし。 でも、伝えたいことは書けたから、まあいっか。 あ……でもこれ、いつ渡そう。 直接渡すのも、なんだか恥ずかしいし……。