「あ、そんなに心配しなくて大丈夫だよ。あの子、よく体調崩す子だったじゃん。昨日、お見舞いに行ってきたんだけど、全然元気な顔してたからさ。大丈夫だよ」
「……なら、いいんだけど……」
ホッと、胸を撫で下ろす。
元気なら、大丈夫なら、それでいい。
「で、美歌、結構休んでたからその色紙と手紙、書けなかったんだよねぇ……」
少し、残念そうに紗夜は話す。
きっと、美歌はあたしなんかに手紙を書きたくないよなぁ。
なら、美歌が体調を崩したのは、丁度よかったのかもしれない。
今まで本当に中がよかったのに、今更、手紙なんて書けないよね。
そう思うと、少し悲しかった。
美歌からの手紙は、もう何十通も持ってる。
小学生の頃にクラス内で手紙交換したりとか、中学の頃の手紙交換とか。
他愛もない内容の手紙だったけど、今思えば、そんな手紙もとても大切な思い出だ。



