そんなあたしを見てか、山ちゃんと紗夜、それにお母さんの顔が少し緩んだように微笑んだ。
そういえば、今日は土曜日だ。
今更気づいたことだけど、紗夜が私服だったから。
それから、山ちゃんと紗夜は色んな話を聞かせてくれた。
学年のみんなの話、吹奏楽の話……。
その話は、この前まで自分にも起こっていた話だけど、
ひどく昔の懐かしい話に思えた。
「あ、それでね。美歌、最近体調崩しちゃってさ」
そんな紗夜の何気ない一言に、あたしは思わず「え!?」と声を荒げてしまった。
美歌、大丈夫なの……。
その体調を崩したのは、いつから?
もしかして、あたしがあんなことを言ってしまった日から……?



