「……麗紀?」 コンコン、とノックの音と同時に、病室に響いた声に驚いた。 思わず、顔を隠す。 きっと、今のあたしは、泣きそうな顔をしているから。 「大丈夫?……その、お母さん、今から着替えとか持ってくるから」 「うん、分かった」 窓の外を向いて、言った。 やっぱり、外はひどく眩しい。 「お母さん、今、何時?」 あたしが倒れたのは、朝だったよね。 「今?今はねー、4時半くらいかしらね」 「そっか……」 じゃあ、あたしが倒れてから、結構時間が経ってたんだ。