「あっはっはっは!!面白ーい!」
お腹を摩りながら美歌は笑う。
なにがそんなに面白いのかは分からないけど、美歌はツボにハマってしまったらしい。
小さく、笑いの混じったため息を吐く。
本当に、意味わかんないんだから…。
「もう、美歌!笑いすぎー」
「あはは!!だって面白いんだもん!」
美歌は一度ツボにハマると、なかなか抜け出ない。
結局、美歌は学校に着くまで笑っていた。
下駄箱で靴を履き替えていると、ふと美歌が口を開いた。
「…そう言えば、もう朝練に行く必要ないんだもんねぇ」
さっきまで大爆笑していたのとは真逆に、懐かしむような、落ち着いた声で美歌が言った。
「そうだね…。なんか、朝、暇だね」



