自分の命は、あと半年。 そう言われるよりも、ずっと前から――…… 何をするにも、否定から入っていたあたし。 そんなこと、出来るわけがない、と。 でも、そんなあたしの考えを、美歌は変えてくれた。 そんな、何に対しても否定していたあたしを親は愛してくてた。 少しでも、夢が持てるように…。 それでもあたしは、夢を持つことができなかった。 これからも、あたしは夢を持つことはないだろう。 でも…でもあたしは、 “今”を考える。 今を生きるから。 少しでも前向きに、小さな一歩で、前に進むから。