散々泣きはらして、冷たい水で顔を洗った。
腫れぼったくなっていた目に、ヒヤリとした水が気持ちよく染みる。
……泣けば、少しはスッキリするんだ。
でもそのスッキリしたのは、ほんの一瞬なんだけど。
顔をタオルで拭きながら時計を見ると、もうすぐで4時になるところだった。
冷蔵庫を開けて、お茶を飲んだ。
苦しかった喉に、スっと落ちる冷たい液体。
ちょうどその時、お母さんが帰ってきた。
「おかえり、お母さん」
そう言うと、お母さんは優しく笑った。
「ただいま。……このまま、病院、行きましょうか」
「うん……」



