太陽みたいなキミ










「お姉ちゃん!遊んでくれて、ありがとう!!」


「どういたしまして。また遊ぼうね!」


「うん!!」



……ここの病院に来たら、ゆかちゃんの所にも来よう。



あたしはそう、密かに思った。



「あ、ゆか。検査の時間だから、早く戻らないと」


ゆかちゃんママがそう言うと、ゆかちゃんは「えー」と嫌そうな顔をしたが、渋々、病院の中に戻って行った。



…お母さん、まだかな。


きっと、たくさん質問したりしているんだろう。




そんなことを考えていると、ゆかちゃんママが小さく呟いた。



「………あの子、昔から体が弱いんです」



彼女は、遠くを見るような目で言った。



あたしがどう言えばいいのか迷っていると、ゆかちゃんママは「あ、でもね……!」と視線をあたしに移した。



「今、入院しているのは、この前風邪をこじらせてしまったからなんですよ。でもまだ体が小さいから、あと2週間くらい入院しないとなんですけど」



「あ、そうなんですか」