どっちのしろ、意味ないじゃない。
まったく、しかたないなぁ。
「……ちょっと待ってて」
「え、ちょ、お前どこ行くんだよ!?」
あたしは緒川くんの言葉を無視して歩き出した。
「……これでいっか」
あたしが今いる所は、駐車場の近くにあったは古着屋さん。
駐車場に止まった時、なんだかいい雰囲気のお店があると思ってたんだよね。
選んだ服は、大きめのサイズの赤と黒のチェックのパーカーと黒のダボっとしたズボン。
ラフな感じだけど、いいよね。
「すみませーん、これくださーい」
「はーい」
レジの奥から出てきたのは、30歳くらいの綺麗な女の人。
花柄のロングスカートをフワフワと揺らしながら、あたしを見てにっこりと笑った。



