「この度は粋な計らいをありがとうございました」
――そこはこの世界なのかどこなのか…
見たこともない花が咲き乱れる花畑の中、恐ろしく容姿の整った面々がひとりの男を中心に輪になって座っていた
輝夜はその男に頭を下げ、その男は自らが眩い光を放ち、輝夜自身もこうして対面したことは数えるほどしかない。
「妹は救えたようだね」
「はい。妹を優先して頂き、重ね重ねお礼を申し上げます」
周囲の者たちがさざめきのような笑い声を上げる。
この輪に加わることすらおこがましいことだったが、そのうちのひとり――金の髪に碧い瞳の男が腕を組みながら輝夜の顔を覗き込むような仕草をした。
「ふむ…次は……そうか…そうなんだな」
「?何でしょうか?」
「輝夜」
輪の中心に居る男は目を伏せてふっと笑った。
「そろそろ近い。お前は文句のひとつも言わずよくやっている。感謝しているよ」
「私こそあなたに命を救って頂き、望んだ母の腹から…そして兄弟たちを得ることができました。これ以上の喜びはありません」
「真面目すぎるのよね、輝夜は」
「そうだぞ、時には力抜いて気楽にやれよ」
それぞれが好き勝手なことを言って輝夜を困らせていると、輪の中心に居る男は輝夜を招き寄せて前に座らせると、その手を両手で包み込んだ。
「お前の役目もそろそろ終わる。最後にはお前の望むものを救えるようにしてやろう。
――そこはこの世界なのかどこなのか…
見たこともない花が咲き乱れる花畑の中、恐ろしく容姿の整った面々がひとりの男を中心に輪になって座っていた
輝夜はその男に頭を下げ、その男は自らが眩い光を放ち、輝夜自身もこうして対面したことは数えるほどしかない。
「妹は救えたようだね」
「はい。妹を優先して頂き、重ね重ねお礼を申し上げます」
周囲の者たちがさざめきのような笑い声を上げる。
この輪に加わることすらおこがましいことだったが、そのうちのひとり――金の髪に碧い瞳の男が腕を組みながら輝夜の顔を覗き込むような仕草をした。
「ふむ…次は……そうか…そうなんだな」
「?何でしょうか?」
「輝夜」
輪の中心に居る男は目を伏せてふっと笑った。
「そろそろ近い。お前は文句のひとつも言わずよくやっている。感謝しているよ」
「私こそあなたに命を救って頂き、望んだ母の腹から…そして兄弟たちを得ることができました。これ以上の喜びはありません」
「真面目すぎるのよね、輝夜は」
「そうだぞ、時には力抜いて気楽にやれよ」
それぞれが好き勝手なことを言って輝夜を困らせていると、輪の中心に居る男は輝夜を招き寄せて前に座らせると、その手を両手で包み込んだ。
「お前の役目もそろそろ終わる。最後にはお前の望むものを救えるようにしてやろう。

