普段何食わぬ顔をして積極性の欠片も見せない男が熱烈に求めてくるーー
首筋に這う唇の熱さと手は、幼い頃から求めて止まないものだった。
母を長年想い続けていた男に惚れていると自覚した時の絶望感は酷いものだったが…
今やこの男は自分のもの。
「お、師匠様…」
「…俺の真の名…教えてやろうか」
実は知っているが、雪男自らがそう問うてくるのを待っていた朧は、覆い被さる雪男の頭を抱いて頷こうとしたがーー
「いや、やっぱまだ早いな。祝言が終わった夜でいいや」
つまり初夜のことを言っているのだと分かり、中途半端に這う雪男の手を押し留めた。
「じゃあ…やめるの…?」
「祝言までは手を出すなって言われてるからな。…でも触りたいから触る。内緒だぞ」
吐く息が熱い。
はじめて感じる男の身体の重さに熱さが伝染して声が漏れる。
「駄目駄目、そんな声出すな…。我慢できなくなる」
「秘密にすれば…いいじゃないですか…」
「主さまにはすぐ嘘がばれんの。はあ…我慢だ俺」
むくりと起き上がった雪男は、朧の乱れた胸元を直してやると、長い髪を指に絡めて掬って口付けした。
「俺こう見えて何度も求める方だから。初夜は寝かせないからな」
「っ!す…助平…」
「頭の中に浮かんでること全部試してやる。あー楽しみ。先代早く認めてくんねえかな」
雪男が見上げると蛍はその顔を照らし、滑らかな喉元がたまらなく魅力的で、朧の心臓は何度も止まってしまいそうになった。
「私も早く…早くお師匠様と…」
「うん。きっともうすぐだ。もうすぐ…」
起き上がった朧は雪男の胸に抱かれながら、たくましいその胸に手を置く。
熱い身体ーー想いは同じ。
どこまでも。
首筋に這う唇の熱さと手は、幼い頃から求めて止まないものだった。
母を長年想い続けていた男に惚れていると自覚した時の絶望感は酷いものだったが…
今やこの男は自分のもの。
「お、師匠様…」
「…俺の真の名…教えてやろうか」
実は知っているが、雪男自らがそう問うてくるのを待っていた朧は、覆い被さる雪男の頭を抱いて頷こうとしたがーー
「いや、やっぱまだ早いな。祝言が終わった夜でいいや」
つまり初夜のことを言っているのだと分かり、中途半端に這う雪男の手を押し留めた。
「じゃあ…やめるの…?」
「祝言までは手を出すなって言われてるからな。…でも触りたいから触る。内緒だぞ」
吐く息が熱い。
はじめて感じる男の身体の重さに熱さが伝染して声が漏れる。
「駄目駄目、そんな声出すな…。我慢できなくなる」
「秘密にすれば…いいじゃないですか…」
「主さまにはすぐ嘘がばれんの。はあ…我慢だ俺」
むくりと起き上がった雪男は、朧の乱れた胸元を直してやると、長い髪を指に絡めて掬って口付けした。
「俺こう見えて何度も求める方だから。初夜は寝かせないからな」
「っ!す…助平…」
「頭の中に浮かんでること全部試してやる。あー楽しみ。先代早く認めてくんねえかな」
雪男が見上げると蛍はその顔を照らし、滑らかな喉元がたまらなく魅力的で、朧の心臓は何度も止まってしまいそうになった。
「私も早く…早くお師匠様と…」
「うん。きっともうすぐだ。もうすぐ…」
起き上がった朧は雪男の胸に抱かれながら、たくましいその胸に手を置く。
熱い身体ーー想いは同じ。
どこまでも。

