あくびをしながら戻ってきた朔を出迎えた雪男は、茶を差し出して共に縁側に座った。
「朧はどうしてる?」
「なんだかんだでまだ体調戻ってないし、寝かせてるよ」
「で、お前が聞きたがっている話なんだが・・・結論から言うと、話は聞いてもらえた」
「お、おお・・・」
「だが許しはもらえなかった。当初の予定通り、長期戦になりそうだ」
早朝でも日差しが強く、仲間を慮る朔は居間に移動してごろんと横になった。
無防備な姿は心を許した近しい者にだけ見せる方で、団扇で雪男に風を送ってやりつつ良い報告も欠かさない。
「だが母様は乗り気だったぞ」
「息吹は・・・まあそうだな、反対はされないと思ってたよ」
「で、俺の提案なんだが、お前にはしばらくの間百鬼夜行に出てもらう」
「は?なんで?」
「手柄を上げれば自然と父様の耳にも入る。お前は父様の代から仕えている古参。実力は折り紙付きだが殊勲を積み上げることができたら納得するだろう」
「屋敷は誰が守るんだよ」
「ぎんか焔が交代で守ればいい。とどのつまり、俺はお前と一緒に百鬼夜行に出たいんだ」
ーー最高の名誉とほめ言葉に雪男はもじもじしながら目を泳がせた。
「まあ・・・主さまがどうしてもって言うなら・・・」
「決まりだな。父様の説得は続けるからお前も気張れよ」
「おう」
ーー・・・まさかこの決断が悲劇を迎えようとは・・・誰も想像できずに、朝を迎える。
「朧はどうしてる?」
「なんだかんだでまだ体調戻ってないし、寝かせてるよ」
「で、お前が聞きたがっている話なんだが・・・結論から言うと、話は聞いてもらえた」
「お、おお・・・」
「だが許しはもらえなかった。当初の予定通り、長期戦になりそうだ」
早朝でも日差しが強く、仲間を慮る朔は居間に移動してごろんと横になった。
無防備な姿は心を許した近しい者にだけ見せる方で、団扇で雪男に風を送ってやりつつ良い報告も欠かさない。
「だが母様は乗り気だったぞ」
「息吹は・・・まあそうだな、反対はされないと思ってたよ」
「で、俺の提案なんだが、お前にはしばらくの間百鬼夜行に出てもらう」
「は?なんで?」
「手柄を上げれば自然と父様の耳にも入る。お前は父様の代から仕えている古参。実力は折り紙付きだが殊勲を積み上げることができたら納得するだろう」
「屋敷は誰が守るんだよ」
「ぎんか焔が交代で守ればいい。とどのつまり、俺はお前と一緒に百鬼夜行に出たいんだ」
ーー最高の名誉とほめ言葉に雪男はもじもじしながら目を泳がせた。
「まあ・・・主さまがどうしてもって言うなら・・・」
「決まりだな。父様の説得は続けるからお前も気張れよ」
「おう」
ーー・・・まさかこの決断が悲劇を迎えようとは・・・誰も想像できずに、朝を迎える。

