朧が朔に会いに行くと、部屋の前の縁側にはどこか不機嫌な顔をした雪男と朔が座っていた。
「兄様、お話が・・・」
「うん、いいよ」
「でも雪男が先じゃ」
「ああいいんだ。さっきから黙ったまま話そうとしないから。で、どうした?」
腕組みをしたまま目線だけよこしてきた雪男を気にしつつ、朧は背筋を正して正座すると、疑問をぶつけた。
「焔さんから今夜百鬼夜行に私も連れて行って下さるとお聞きしました。本当なのですか?」
「ああ焔に会ったのか。そうだよ、嫌か?」
「いえ、楽しみなんです!兄様ありがとう大好き!」
朔に抱きついて頬ずりすると、妹であり、溺愛の朔は頬を緩めて朧の背中をぽんぽんと叩いた。
「ただ俺はお前を守ってやれないから、警護を焔に・・・」
「その件だけど」
突然話に割って入ってきた雪男は、朔から朧を引き剥がして真っ青な目に力を込めて強く言い放つ。
「俺がついて行くから朧は任せろ」
「・・・そうは言っても屋敷は誰が守る?」
「銀が居るだろ。百鬼でもない奴に朧の守りなんかさせるか。・・・駄目か?」
朧の目が人知れず輝き、朔はそれを見逃さず、雪男をからかいにかかった。
「お前、戦えるのか?俺の代になってからまともに見たことがないが」
「俺は種族の中で最も強い。その力見せてやるよ」
自信にあふれた言葉に、朔の袖を朧がきゅっと握って目で懇願した。
「まあそうだな、見せてもらおう。ただし朧の警護が先決だぞ」
雪男が自分を守ってくれるーー
朧のいつもの強がりがなりを潜めて乙女が顔を出した。
「兄様、お話が・・・」
「うん、いいよ」
「でも雪男が先じゃ」
「ああいいんだ。さっきから黙ったまま話そうとしないから。で、どうした?」
腕組みをしたまま目線だけよこしてきた雪男を気にしつつ、朧は背筋を正して正座すると、疑問をぶつけた。
「焔さんから今夜百鬼夜行に私も連れて行って下さるとお聞きしました。本当なのですか?」
「ああ焔に会ったのか。そうだよ、嫌か?」
「いえ、楽しみなんです!兄様ありがとう大好き!」
朔に抱きついて頬ずりすると、妹であり、溺愛の朔は頬を緩めて朧の背中をぽんぽんと叩いた。
「ただ俺はお前を守ってやれないから、警護を焔に・・・」
「その件だけど」
突然話に割って入ってきた雪男は、朔から朧を引き剥がして真っ青な目に力を込めて強く言い放つ。
「俺がついて行くから朧は任せろ」
「・・・そうは言っても屋敷は誰が守る?」
「銀が居るだろ。百鬼でもない奴に朧の守りなんかさせるか。・・・駄目か?」
朧の目が人知れず輝き、朔はそれを見逃さず、雪男をからかいにかかった。
「お前、戦えるのか?俺の代になってからまともに見たことがないが」
「俺は種族の中で最も強い。その力見せてやるよ」
自信にあふれた言葉に、朔の袖を朧がきゅっと握って目で懇願した。
「まあそうだな、見せてもらおう。ただし朧の警護が先決だぞ」
雪男が自分を守ってくれるーー
朧のいつもの強がりがなりを潜めて乙女が顔を出した。

