数日後、なんとか起き上がれるようになった若葉は銀の姿を求めて部屋から出ると、縁側に座っている主さまと息吹を見つけた。
声をかけようと思ったのだが…なんだかとてもいい雰囲気で声をかけるのをためらっている間に、2人はきょろりと辺りを見回すと、ゆっくりと顔を近付けて、唇を重ねた。
主さまも息吹もとても綺麗でお似合いの夫婦だ。
普段は子供の世話に追われて忙しくしている息吹の労をねぎらい、優しい手つきで息吹の髪を撫でてやっている主さまは、普段からは想像できないやわらかい表情を浮かべている。
…銀とは1度唇を重ねただけで、それからは何もしてこようとしない。
女好きで女遊びを繰り返していた銀を小さな頃から知っている若葉は、音を立てないように後ずさりしながらその場から離れようとしたが、急に肩を何者かに抱かれて飛び上がった。
「きゃ…」
「しー。あいつら人目を忍んで何をしているかと思ったら…そしてお前は出歯亀か?何をしていたんだ?」
「ぎ、ぎんちゃん…ぎんちゃんを捜してたら…早くここから離れようよ」
小声でそう言ったのだが、銀は口元に意地悪そうな笑みを浮かべて背中側から抱きしめたまま大きな手で若葉の口を覆うと、繰り返しついばむように口づけを重ねている2人に見入った。
「部屋に行って続きをしよう」
「やだっ、主さまの助平!今若葉と銀さんもここで暮らしてるんだし、まだお昼だしっ。も、離してっ。私雪ちゃんとお買いものしてくるね。祝言の時に贈ろうと思ってた簪ができたから取りに行ってきます」
「…ふん、早く戻って来いよ」
息吹に逃げられて拗ねた主さまと頬の赤い息吹が腰を上げると、銀は若葉を引きずりながら部屋に連れ込んで大きく息を吐いた。
「ふう、危ない危ない。だが面白いものを見れた。いつか十六夜をからかって遊んでやろう」
「ぎんちゃん、私とあんな風にしてみたくないの?ぎんちゃん何もしてこないから…ちょっと不安になっちゃった」
とすんと床に正座した若葉が少し唇を尖らせると、銀は若葉に迫られた気分になって少しあわてながら目の前に腰を下ろした。
その間若葉はいつもの癖で銀の長いふわふわの尻尾を弄りはじめ、銀は迷った末に若葉の顎を取って上向かせると、顔を斜めに近付けた。
「お前から誘ってきたのだから拒絶は許さないぞ。いいか、お前に手を出していないのは、俺たちの家に戻ってから誰にも邪魔されずにゆっくりとお前を攻めたいからだ。これで満足か?これが聞きたかったんだろう?」
「…ぎんちゃんの馬鹿っ」
照れて恥ずかしがった若葉が蒲団の中に潜ると、銀は笑い声を上げながら、丸い布団を優しい手つきで撫でた。
声をかけようと思ったのだが…なんだかとてもいい雰囲気で声をかけるのをためらっている間に、2人はきょろりと辺りを見回すと、ゆっくりと顔を近付けて、唇を重ねた。
主さまも息吹もとても綺麗でお似合いの夫婦だ。
普段は子供の世話に追われて忙しくしている息吹の労をねぎらい、優しい手つきで息吹の髪を撫でてやっている主さまは、普段からは想像できないやわらかい表情を浮かべている。
…銀とは1度唇を重ねただけで、それからは何もしてこようとしない。
女好きで女遊びを繰り返していた銀を小さな頃から知っている若葉は、音を立てないように後ずさりしながらその場から離れようとしたが、急に肩を何者かに抱かれて飛び上がった。
「きゃ…」
「しー。あいつら人目を忍んで何をしているかと思ったら…そしてお前は出歯亀か?何をしていたんだ?」
「ぎ、ぎんちゃん…ぎんちゃんを捜してたら…早くここから離れようよ」
小声でそう言ったのだが、銀は口元に意地悪そうな笑みを浮かべて背中側から抱きしめたまま大きな手で若葉の口を覆うと、繰り返しついばむように口づけを重ねている2人に見入った。
「部屋に行って続きをしよう」
「やだっ、主さまの助平!今若葉と銀さんもここで暮らしてるんだし、まだお昼だしっ。も、離してっ。私雪ちゃんとお買いものしてくるね。祝言の時に贈ろうと思ってた簪ができたから取りに行ってきます」
「…ふん、早く戻って来いよ」
息吹に逃げられて拗ねた主さまと頬の赤い息吹が腰を上げると、銀は若葉を引きずりながら部屋に連れ込んで大きく息を吐いた。
「ふう、危ない危ない。だが面白いものを見れた。いつか十六夜をからかって遊んでやろう」
「ぎんちゃん、私とあんな風にしてみたくないの?ぎんちゃん何もしてこないから…ちょっと不安になっちゃった」
とすんと床に正座した若葉が少し唇を尖らせると、銀は若葉に迫られた気分になって少しあわてながら目の前に腰を下ろした。
その間若葉はいつもの癖で銀の長いふわふわの尻尾を弄りはじめ、銀は迷った末に若葉の顎を取って上向かせると、顔を斜めに近付けた。
「お前から誘ってきたのだから拒絶は許さないぞ。いいか、お前に手を出していないのは、俺たちの家に戻ってから誰にも邪魔されずにゆっくりとお前を攻めたいからだ。これで満足か?これが聞きたかったんだろう?」
「…ぎんちゃんの馬鹿っ」
照れて恥ずかしがった若葉が蒲団の中に潜ると、銀は笑い声を上げながら、丸い布団を優しい手つきで撫でた。

