枷による束縛


身動きは自身を傷付けるだけ




表情は忘れて


張り付く仮面さえも逃げ出してゆく




壁に向かって爪をたて


無駄と言われようがあがき続けた




血が滲もうが

声が枯れようが

翼が折れようが




届かないのは知っている


ならばせめて永遠という歳月を


取り消して





消えない罪

永久の呪縛