自転車で通り過ぎる

ごくごく僅かな時間の中

私は見ていた

水だけが張ってる田園を




苗の無い

静かな

そう、例えるなら

本当に池の様な

田園を




街頭も無い山の中

僅かな平地につくられた

田園

月明かりを受けて

反射して




乾いた心は

幻想世界を見つめ

そして虜になるのだ




飛び込みたい

そこに楽園があるのなら