家の階段から転げ落ちたら気絶して起きると、目の前には、キンキラ光る見事な装飾品をセンス良く身に付ける、美しい青年が立っていた。


えー、スミマセン。この人誰?


「何ですか、私の美しい顔をじろじろと。何か付いてますか?」

「いえ。あの、アンタ誰?」

うん。マジで誰。


「フフフ。アンタ誰と聞かれたら答え「ネタは良いから!!」


「はぁ。せっかちですね。まあ良いでしょう。私は、美しきものを愛する美しい美しい神様ですよ」



「へぇ。もう一回言って」


「美しきものを愛する美しい美しい神様です。分かりましたか?」


「分かったよ。要するに救いようのない修正不可なナルシストで自称神様と名乗るとても怪しい不審者だね」