かわいい なんて思ってしまったけどもちろん言えない。 「ユキ君、そろそろバイト行く時間でしょ?」 「ん、あぁ…」 ユキ君は自分の手のシルバーの腕時計を見ながらそう呟いた。 そして立ち上がって財布と携帯をポケットに突っ込む。 「じゃ、行ってくる」 振り向きざまにそう言ってユキ君は部屋から出て行った。 「お」 入れ替わるように隼人が部屋に入ってきた。 「今日は一緒に帰れなくて悪かったな」 「ううん、全然平気」 「それ彼女が言う言葉かよ」 苦笑いしながら隼人あたしの横に腰掛けた。