はぁ…と、ため息をついて会議室を出た。



朝から立て続けに仕事が加わり、そして会議。


休む暇なんて一分もなかった。



それでも、ほとんど一段落着いたし。


コーヒーを買って、それを片手に一息ついていた。




「部長?」

振り返ると、
女社員がニコッと微笑んだ。



「肩に力入ってますよ?あたし、肩揉みだけは得意ですよ」



俺の肩を触ろうとして、

俺はその手を掴んだ。



「余計なお世話だ。安斎」