もう大丈夫らしいけど、とりあえず一週間くらいは入院しなきゃいけないらしく、お母さんがお父さんの着替えをとりにいった。 「少し寝たらどうだ?」 「ううん…隼斗こそ、休んできていいよ」 「馬鹿。お前を残して休むかよ」 隼斗があたしに温かいココアをくれた。 隼斗の飲みかけに、少しドキドキしながらコク…とのどに流した。 おかしいな、夫婦なのに。 間接キスで、こんなに胸の鼓動が高まるなんて…。