リクちゃんは午後、お店にやってきた

とりあえず下地とファンデーションを紹介すると

「自分に合う色も見たいから、実際につけたいな」

と言うので、メーク用のイスに座ってもらった

鏡の向こうでカミちゃんがこっちを見て笑っているのが見える

私はリクちゃんにケープをかけながら聞いてみた

「ヴィジュアル系の人って、やっぱ白めがいいの?」

「いや、昔はそうだったけど最近は結構肌色に近いよ。肌が綺麗に見える感じがいいな」

と、恥ずかしそうに言った

「リクちゃんは綺麗な方なんじゃない?」

私はリクちゃんの肌を化粧水で整えながら言った

その時、なんだかいい香りがするのを感じた

なんだろう?この香り・・・