秘密な関係

あの後の事は曖昧にしか覚えていない

何とか売り場に戻り、何とか仕事をこなし

そしてやっとの事で一人で暮らす1LDKの私の城へと帰ってきた

「はあ…ダメだ。頭から離れない。気が狂いそうだよ」

と一人ソファーに座り込みクッションを抱えて悶絶する

私の言えない秘密

それはー

私は男の人の手首が堪らなく好きなのだ