亨の事を好きだったから嫉妬もするし、信じるのさえも難しくて……
私は亨と別れる事を決めた。
だって……亨が私を好きなのかさえも分からなくて……。
昔の事を思い出してたら、私の前にコトンッとパスタが置かれた。
顔をあげたら一君が不思議そうに、私の手首を見てた。
私はサッと両手を膝の上に隠すように動かした。
「奈々佳ちゃん、その手首って……そいつに暴力をふるわれたの!?」
私は黙ったまま下を向く。
「とりあえず、パスタ食べて」
一君を見たら困ったような、怒ってるような顔してた。
だから頷いてキノコの入った和風パスタを食べた。
