秋山もみじ
高校3年生17歳
誕生日は秋生まれ、名前の由来はそのまんま。
備考:男子に免疫がない


もみじの通う日輪高校3年A組では
男女比9:1の工業系クラス。

3年間もちあがりでクラスメイトとも
もう3年近くの付き合いになる。
今は少し肌寒く感じる10月。

もみじは教室の外のベランダから空を見上げ
ふっとうすら笑いを浮かべた。

(・・・この学校に入学してから、いや今までの人生で
4つ年下のそうちゃん、お父さん、親戚のおじさんその他・・・
それしっか喋ったことがない!!)

そう彼女秋山もみじはこの人生の中で男子とろくに喋ったことがないのだ。
話かけられては緊張して
頭でイエスかノーか答えるか、ろくに話そうとすると「あー」と「えっと」
が永遠に繰り返されいつの間にか話しかけてきた相手はいなくなってしまっている。
否もみじが無意識に逃げている可能性も否定できない。

そんなわけでもみじの高校生のバラ色の学園生活はなく
むしろこのクラスに3年間たってもとけこめていない自分に嫌気がさすのであった。

(少しでもしゃべれたら少しはクラスメイトって思われるのかなぁ
そもそも私の事覚えてる人いるんだろうか・・・この前は春山さんって言われたし。
洋服の春山・・・あ、青山だ・・・)

などとどうでもいいことを考えているうちにチャイムがなった。