「ふう・・・暑い。」

僕は稽古を終えて一人井戸で汗を流す。

すると数人の隊士たちの楽しそうな声が聞こえてくる。

「なあ知ってるか?最近この近くの墓場に女の幽霊がでるらしいぞ!!」

「うげえっ!俺幽霊とか苦手なんだよなあ~」

「見に行ってみるか!?」

「やめろやめろ!幽霊より怖い土方さんに怒られちまうぞ!!」

「それもそうだな!!あはは、幽霊より怖い鬼の副長ってか!」

土方さんのさんざんの言われようにおもわず一人で噴き出す。

沖「幽霊かあ・・・」

肝試しをするのもいいのかもしれない。

せっかくの夏だしね。

そんなことを思いながら僕は朝食へと向かった。