時刻はも夕暮れ。

私たちは夜ごはんの時間なので屯所に戻ることにした。

すると沙織たちが笑顔で出迎える。

朧「あ、沙織様!!!」

沙「おかえりなさい。三人とも。」

朧は勢いよく総司の肩から飛び降りる。

総「あはは。さすが蝶の子供だね。身軽さは母親譲りってわけか」

そして勢いよく沙織に抱きつく。

沙織はそっと朧を抱きしめる。

まるで親子のようだ。

沙「朧。今日は一日楽しかった?」

朧「うん!!!とても楽しかった!!!」

沙「じゃあ、もう帰らなければね?」

朧「うん!!」

蝶「え?」

総「帰えるって?」

沙「朧の本当の時代によ。ここより少し先の未来。」

そう言うと朧の体が少し光る。

私たちは慌てて朧の傍へと向かう。