「……倉石先生。これ、持って来ました」 会いたかったヒナが職員室にやって来た。 俺の頬は、今…緩みっぱなしだろう。 「いつも悪いわね。どうもありがとう」 倉石先生を見るヒナの瞳が早くこっちを見ないか…と俺は期待していた。 でも、いくら待っても…ヒナはこっちを見てくれない。 あれ?その時、ヒナの異変に気がついた。 目がちょっと赤くね? それになんか涙目っぽいような気もする。 なんか…あったのか?