路地裏に向かって歩いていこうとしている2人の姿が目に映った。 「すみません。今、急いでるんで他の人に聞いて下さい」 OL2人に頭を下げ、路地の方に向かう。 ヒナはバカかっ!! あんな人がいないところに、2人でなにをしに行くって言うんだよ! アイツ…まさか、おかしなことなんて考えてないだろうな。 何年か振りに俺は、自分でもビックリするくらい ─────全力疾走していた。