また吉永くんと2人乗り。

やっぱりドキドキする。

今日も服の後ろをそっと持った。



夕日が背中に当たって、吉永くんのシャツに私の影が出来ていた。

恥ずかしいけど、何だか嬉しくなった。

会話することもなく…静かに走って行き、あっという間に我が家に到着。



「じゃあな」

「ありがとう」


呆気なく…帰って行った。

名残惜しい。


小さくなっていく吉永くんの背中を見つめた。