全てを認めるのは無理だけど、少しずつ君との思い出を過去にしていく。 ちらほらと雪が降り始めた。 「…ありがとう」 それは花の散り際よう。 沈んだ花はもう浮かないけれど、俺の中で生き続ける。 「……ずっと側に居たんだよな」 最愛の恋人は雪になって今再開を果たした気がした。