貴亮side



「ふぁ…」

さむ…

思った言葉は掠れて、声にならない。
鳴り止む事のない君の声。
まるで昨日のことのように覚えてる思い出。


「……」

俺にとっては、すべてが昨日のよう。


「……起きなきゃ」

今日は起きないといけない。
三年間ずっと後悔したあの日がやってきた。


「起きて、行かなきゃ…」