「……」

仕事に行かなくちゃ…

でも、ここから出たら何かが始まる気がする。
それはもう始まっているような気もするけど…良くないものだということは良く分かった。


「………会いたいな」

貴亮に。

不安を打ち明けて、話をしたい。
きっと「馬鹿だな。考え過ぎだ」って、頭を撫でてくれる。

その手の温かさにどれだけ救われたか。


「……会いたいよ」

ずっと君が好きなんだ。