「……っ…!?」 ぞわり…と身体が震えた。 この息苦しさは彼女の殺気……? ゆっくりと顔をあげた彼女は 泣いていた。 この広い空間に彼女の泣き声が響き渡る。 「……お願いっ……あたしから貴亮を取らないでよっ」 誰なの? あなたは誰なの? この夢は…現実なの? ここは彼女の世界?